議会の決算審査は、市が前年度にどのように税金を使ったか、「予算が適切に使われたか」「無駄がなかったか」をチェックします。9月議会に市長から提出された決算書を審査します。
監査委員による「ルール通りか」のチェックとは異なり、私たち議会は、事業の執行が「効果的か」「効率的かどうか」、市民の目線で「暮らしに役立ったか」「無駄がなかったか」という視点などから審議しています。将来の予算編成に反映させるための重要な役割があります。

越前市では、決算審査を次年度の予算編成に活かす「政策サイクル」の取り組みを実施しています。土田のぶよしは、決算特別委員会の産業建設部会副部会長として、取りまとめました。産業建設部会では、決算審査の前にテーマを「コメの生産農家の課題」と、本市が進めている「有機農業」に絞り、県関係課、JA等とのご意見を伺い、農政団体の大塚与四郎氏や有機米を生産している㈱ファーム広瀬の庭本久則氏等にご助言をいただきました。さらに、有機農業を実践している県外の農業団体への視察も行っています。そのうえで、決算審査を行いました。
論点を整理し、「政策サイクル」提言をまとめ、令和7年10月14日、山田賢一市長に提出しました。令和8年度の当初予算編成に向け、新規就農者支援の拡充など農業に関する次の9項目の取り組みを求めました。