長野県の南部に位置する山村、泰阜村(やすおかむら)の物語。やすおか村の総人口は、1,542人(令和2年国勢調査)。村域には国道が通らず、大型バスも入れない。コンビニもない。信号機もない。とってもへき地の山村。福祉の低下を招くと近隣都市と合併の選択肢はなかった村。村人は、こうした境遇を嘆き、「この村にいても将来がない」と、わが子を競って大都市に送り出した。そして、荒れ行く森林・里山を見つめては「だめだこりゃ」と、深いため息をつていた。
が、「こんな村いやだ」から「この村で自立したい」。「奇跡」が起きた。この奇跡は、まさに「つじ英之」さんの力。辻さんの信念は、「教育から社会を変える」。この村に住み、この村に根を張り、30年の年月をかけ取り組んできた。仲間がはじめた山村での体験型キャンプを母体に、都会の子を集めて山村留学をはじめた。ここでは、山村留学の子供達からの信頼。その保護者からの信頼。そして、通常なら「よそもの扱い」される村人からの信頼。泰阜(やすおか)村からの信頼。信頼を得た活動の積み上げが、むらへの誇りに変わった。都会にはない魅力がこの村にはある。「NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターの活動だ。
「政治に問われるのは信頼」
私は思います。今の政治に問われているのは「信頼」。政治資金の裏金問題。統一教会事件。沖縄の米兵による少女暴行事件。食の安全。地域農業政策。様々なところで政治不信が募っています。
こんな折、つじ英之さんは、衆議院議員選挙福井2区に立候補を表明しました。「こんな政治でいいのか」「あきらめてる場合じゃない。」と。30年間、信頼を積み重ねてきた「つじ英之」だからこそできる。
泰阜村(やすおかむら)の実績から、青森大学の教授に就任。
ようやく清貧生活から安定し始めた矢先の決意です。温厚な話しぶりの中に、涙が出るぐらい熱い想いを感じました。弱い人の味方。人を大切にする政治。東京一極集中から地域分散。応援したい人です。