2024年3月16日、ついに北陸新幹線が福井-敦賀まで延伸しました。昭和48年(1973年)の国の整備計画が決まりました。私がまだ高校生の時です。あれから50年。待望の新幹線です。福井-東京間は乗り換えなしで、最短2時間51分で結ばれます。印象では、長野が一段と近くなりました。福井、越前には本物の宝物がたくさんあります。越前カニ・越前打ち刃物・越前和紙・越前指物・越前陶芸・越前漆器、先端産業も集積しています。コウノトリも住んでいます。人も、生き物も住みよい街です。この新幹線効果で、越前の良さを全国に知っていただきたい、来ていただきたい、楽しんでいただきたいと思います。
福井県の玄関口の福井駅前では、先日(3月15日)オープンしたばかりのホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」で、歓迎の祝賀会が開催されました。私も含め、県や市町、経済団体等の関係者約500人が参加しました。この祝賀会では、国指定無形文化財の越前漫才の奉納、福井商業高校チアリーダー部JETSの皆様の華麗なダンスの披露が行われました。感動です。式典には、斉藤哲朗、国土交通大臣からお祝いの言葉をいただきました。さらに、「小浜市も含めた嶺南地域にも新幹線の効果が広がっていくよう、1日も早い敦賀-新大阪間の着工に向けて取り組んでいく。」と力強い挨拶でした。また、自衛隊機が空から開業を祝福してくださいました。感謝です。
越前市では、新駅「越前たけふ駅」に隣接する「道の駅越前たけふ」にて、たくさんの来場者の中、歓迎セレモニーが行われました。地元北日野小学校の子供たちなど25名による「ウェルカムダンス」も花を添えました。そのあとは、越前たけふ駅特別1日駅長を務めた俳優の小泉孝太郎さんのトークショーで盛り上がりました。映画「おしょりん」のご縁です。「おしょりん」のなかで、小泉孝太郎さんは、メガネ産業の基礎を築いた増永御左衛門さんを演じています。小泉孝太郎さんは、「福井はとても良い所」「こころ暖かさを感じる」とのことです。福井は、幸福度が全国トップです。私たちも、これから一人一人が、当たり前に感じていたこんな素朴なことを、新幹線の向こうにいる方に伝えられるといいですね。