帆山町と矢放町間の課題の多い道路が「新しい公共」の考え方で改善整備されました。
地域・地権者・行政が協働により、極めて変則的な危ない交差点の解消に向け、交差点東側の拡張工事が進められ、令和3年春完成しました。課題を単に行政に陳情・要望し解決を図ろうとするのではなく、地域も汗をかき、土地の寄付の合意を取り付け、行政が施工するという形で、地域の課題が解決しました。
地権者は3人です。3人とも私が区長の時、交差点の隅切り整備は地権者の寄付が基本と、ご協力をお願いし、応えていただきました。当時、一番内側の地権者の居住地(滋賀県大津市)を調べることができ、さらに土地の寄付のご理解を得るこができました。
主要地方道武生・米ノ線の帆山町と矢放町の境にある三叉路交差点は、旧武生市街地からの右折は容易ですが、北日野小学校からの左折はかなり鋭角で極めて変則的な危ない交差点となっていました。近くには仁愛大学の指定マンションも多く、雪道ではなれない学生さんが苦労して運転をしていました。県道の直進車両の通行障害ともなっていました。
これまでの公共サービスは、行政が提供し民間は供給される側でしたが、「新しい公共」では、民間も公共サービスの提供者となります。行政は、民間とともに公共の役割を担えるよう、従来の「公共」の概念を刷新し、「新しい公共」の考えが求められます。