越前市議会は、令和7年5月26日、越前市広瀬町で県が整備を進めている吉野瀬川ダムの工事現場を視察見学した。吉野瀬川ダム事務所で榊原所長や担当者から、建設工事や安全管理の説明を受けた。
先月22日、吉野瀬川ダム建設工事で、不適切な安全管理により作業員の死亡事故が起きており、福井県から建設共同企業体と関係各社に指名停止処分と注意喚起がなされていた。

吉野瀬川ダムは、平成3年(1991年)に建設の事業採択を受け、平成19年(2007年)には、ダムで沈む2集落全37戸の移転が完了。令和3年(2021年)にダム本体工事に着工し、令和5年(2023年)10月にダム定礎式を終えた。完成は令和8年度(2026年度)。総事業費は約451億円。ダム本体のコンクリート打設は昨年4月に始まり、今年5月末時点で約9割まで進んでいる。

越前市内からとても近い(4キロ程度)ところにある中規模のダム工事現場で、全国的にも珍しい。身近な場所で見学もしやすい。小学生にも好評。
