豈(やまと)プロジェクトが、ピロール農法に着目

「世界に誇れる美しい日本を復興しよう」

全国の中小企業でつくる「一般社団法人 日本中小企業経営審議会」(東京都 代表理事 仲村恵子)は、中小企業の経営者に向けた教育やコンサルティングをしています。日本にある約421万の企業のうち、「中小企業」の占める割合は実に99.7パーセント(経済産業省のデータによる)です。この審議会では、その中小企業の経営者である大人が、ヒーローを目指し「ヒーローズクラブ」をつくり、「経営を冒険として楽しもう!」と呼びかけ、豈(やまと)プロジェクトを立ち上げました。子どものヒーローになる経営者の集い、それが「ヒーローズクラブ」です。

「経営を冒険として楽しもう!」と呼びかける、豈(やまと)プロジェクトの方々

豈(やまと)プロジェクトの取り組みは、4つです。農業、教育、文化、経済です。農業は、日本人の生活の根幹をなす農業の復興を掲げています。志の高い農家と中小企業が手を取り合い、本物のお米を通じて日本人の強い身体を復興するとともに、教育活動の一環として農業文化の展開を図ります。

ピロール肥料資材の散布

この経営者らによる「ヒーローズクラブ」の豈(やまと)プロジェクトが、ピロール農法に着目してきたのです。ピロール農法は、福井県越前市発祥の農法です。土中のシアノバクテリア(ラン藻)を増やします。シアノバクテリア(ラン藻)は、光合成により酸素を生み出します。さらに、生命の基本的な単位のピロールからはじまるピロール化合有機物を生産します。そして、他の微生物が増殖する環境を作り、土を肥沃化していきます。ピロール農法は、この循環を促す農法です。

ピロール農法は、福井県越前市発祥の農法 松平春嶽公もピロール米をたべていました

有機農業は、微生物によって「有機物を分解」し、その過程で生成される成分や無機化された養分を利用する農法です。ところが、ピロール農法は、シアノバクテリア(ラン藻)によって「有機物を合成」へ導こうとする農法です。それによって、分解型では見られない強力なキレート作用が働き、高カルシウム・髙ミネラルの作物が生産されるのです。栄養豊富な美味しいお米や野菜を育てる秘密がここにあります。

「ヒーローズクラブ」の豈(やまと)プロジェクトの関係者とピロールの黒田会長(左から2番目)

2023年7月22日(土)、東京や広島の各地からヒーローズクラブの会員13人が、ピロール米の栽培にやってきました。土田のぶよしも同行しました。福井市神当部町(旧美山町上味見地区)の志の高い米農家「内田一朗さん」の水田です。内田さんは、もう何年もピロール農法でお米を作っています。ヒーローズクラブは、内田さんと栽培契約(40アール)し、できたピロール米を買い支え、社員食堂で使ったり、賞与で社員に配ったりする予定とのこと。販売拡大も支援します。

ピロール米ご飯と伊自良の郷の郷土料理を堪能

ヒーローズクラブの参加会員の声です。「農作業のあとは「ピロール米ごはん」と地元の山の幸をふんだんにつかったあたたかい手料理をいただきました。食べた先から元気が湧いてくるようなお食事でした。まるで実家に帰ったようなおもてなしの数々本当にありがとうございました。」

ピロール米ご飯と伊自良の郷の郷土料理

豈図らんや(あにはからんや)「豈(やまと)プロジェクト」、素晴らしい取り組みです。「中小企業」の社長も、志の高い農家も、地域も元気になる取り組みです。こころから応援したくなる取り組みです。

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