2つのユネスコ認定を受けた越前市

越前市は、令和7年10月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から、「ユネスコ創造都市ネットワーク」について、ユネスコからクラフト&フォークアート(工芸と民俗芸能)分野の認定を受け、このネットワークに加盟しました。

福井県内での加盟は、越前市が初めてです。創造都市ネットワークは、2004年に創設されました。文化や産業の創造性に優れた都市をユネスコが8分野で認定しています。今回の越前市の加盟により国内での加盟都市は12都市となりました。クラフト&フォークアート分野は金沢市と兵庫県丹波篠山市が認定されています。

さらに、令和7年12月には、無形文化遺産に登録されている「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」に、本市の越前和紙を代表する紙「越前鳥(とり)の子(こ)紙」が加わりました。

2つの国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの認定を記念し、令和8年2月14日、同市の武生商工会館で祝賀会が開かれました。越前市は、この認定を機会に、伝統工芸の越前和紙、越前打刃物、越前箪笥(たんす)や文化を国内外にPRし、新規分野への販路拡大、後継者の育成、本物志向のニーズにこたえる観光誘客にもつなげたい考えです。 

 祝賀会には石田嵩人知事や平林透市長、越前鳥の子紙の技術保全を担う「越前生漉鳥の子紙保存会」の柳瀬晴夫会長ら約100人が出席しました。土田のぶよしも参加しました。

平林市長は「長い歴史の中で培われた文化を誇りに思う。伝統を守り、継承してきた人たちの努力のたまもの」と、関係者のご尽力をたたえ、お祝いを述べました。

 柳瀬会長は、越前鳥の子紙の無形文化遺産追加登録について「産地にとって励みになり、魅力をPRしやすくなった。後継者育成にも力を入れていきたい」と、感謝を述べました。

文化庁の文化資源活用課課長、塩川達大さんから認定証を受け取った柳瀬会長と平林越前市長

越前市が、ユネスコから「創造都市」への加盟を認められました。創造都市とは、そこに住んでいる市民の創造活動があって、そして、その都市の文化と産業が創造性に富んでいるということ。併せて、グローバルな問題やローカルな問題に、創造的に問題解決できる都市だということです。なんともこの認定を誉に感じます。越前市は、伝統工芸の越前和紙、越前打刃物、越前箪笥(たんす)はもちろん、先端技術の電子部品・自動車部品の製造も盛んです。

先端技術における創造性のみならず、芸術的な創造性との相乗効果を発揮するような都市としての発展が期待できます。

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