越前市議会6月議会で、山田賢一市長は、打診していたホテル事業者から、北陸新幹線「越前たけふ駅前」に進出意向が示されたことを明らかにしました。全体で約2ヘクタールが対象区域です。温浴施設、商業(飲食)施設、寄宿舎、未来創造基地を整備する構想です。2027年春の開業を見込んでいます。温浴施設は、宿泊客以外も利用できる入浴施設、寄宿舎は、数カ月単位の出張で訪れるビジネスマン向けの中期滞在型宿泊施設、商業(飲食)施設は、複数のテナントが入る予定です。
未来創造基地は、飲食などのラウンジスペース、伝統工芸の発信やビジネス展開を目指す伝統工芸などのクリエーティブスペース、企業や研究機関が利用するオフィス・ラボスペース、子どもの遊び場などを整備する方針です。
子供の遊び場は、全天候型で、障がいのある子どもや小さな子どもたちが、安全に楽しく遊びながら、多様性やインクルーシブな社会を学べる工夫をします。すでに地権者への説明に入っています。
近くでは福井村田製作所が、約5.5ヘクタールを対象区域として、研究開発センターの建設を始めています。2026年4月の開業を予定しています。将来的には、800人の雇用があり、往来増加が見込まれるとして、県外のホテル事業者が進出を検討していました。地権者同意が得られれば、今秋ごろに企業名が公表される見通しです。
さらに、長い歴史に育まれた様々な文化のある本市及び丹南地域において文化的な施設が必要と考え、市はミュージアムの整備を、福井県に、働きかけていく予定です。